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8 EVバス(ELEMO AKITA)

いすゞELGAmio 改造車

先日東京ビックサイトで開催されていたカーエレクトロニクスショーに、実車が展示されていた。この車両は「あきたEVバス実証コンソーシアム」という秋田県と技術支援企業・機関が協賛する組織によって作製された。

2012年の7月より緑ナンバーを取得して実証実験が行われており、また2013 年の8月からは秋田中央交通により営業運転も開始される予定である。

この車両は、いすゞELGAmioノンステップ車を改造して作製された。コストを抑えるため、主な改造はエンジンをモーターに載せ替えた程度で、クラッチ及びトランスミッションはそのまま使用されている。また外観や室内もそのままで定員も変わらない。

搭載されているバッテリーはリチウムイオン電池で、日産自動車のEV「リーフ」と同じものを用い、ここにもコスト削減の工夫が伺える。また屋根には太陽電池が搭載され充電を補う。

運転の方法はエンジン車とは多少違い、発進時はギアを入れ、クラッチは繋いだままアクセルを踏むことでスタートする。その後シフトアップする際はクラッチを踏んでギアを変えるのはエンジン車と同じである。しかしながらモーターの特性である低速トルクの太さを生かして3速固定の走行も可能である。満充電時の走行距離は36km, 最高速度は100kmとなっている。(村岡)

7 京王電鉄バス3列車

三菱 QRG-MS96VP

外観に派手さは無いが、3列車である。

マイナーチェンジでホイールベースが変わったから、乗り心地はかつてのエアロクイーンMの再来!?と思ったら、U-MS826Pのイメージでした。(初期車ほどではないけど。)外車(韓国車)にも攻め込まれているんだから、頼みますよ、三菱ふそうさん。(大澤)

6 『珍車』ノンステップバス

三菱ノンステップバス PKG-MP35UK改

三菱ふそうトラック・バスと日産ディーゼル(現UDトラックス)がバス事業で提携を開始した為ディーゼルノンステップバスはすべて日産ディーゼル製のエンジンMD92TJを積み西日本車体でボディーを架装していた。

その後ユーザーからの要望及び納期遅延から2009年4月より再び三菱ふそうトラック・バスにおいて生産することになった。

しかしながら2010年6月のポスト新長期規制対応によるモデルチェンジから搭載エンジンが6M60に替わり形式もLKG-MP37FKとなった。その為PKG-MP35UK改はわずか1年の短命となった。

この数少ない車両に乗車してみた。見た目はワンステップバスとあまり変わらないが左側の窓の位置が中ドアの前と後ろで高さが違うくらいである。

エンジン音はMD92TJ特有のキューンというターボ音は西日本車体製の車両と同じだが排気音は多少違う様に感じた。車内は車内高がワンステップ車と同じなので後部座席に座ってもノンステップ車特有の圧迫感がない。

今後もこのボディーは継承されるので外観での見分は難しいですが、さてエンジン音で違いがわかるでしょうか?(村岡)

5 「日本一」の、エアロエース

三菱BKG-MS96JP(宮崎交通)

三菱ふそうの新型観光バスとして2007年に登場した同車の、決定版ともいうべき仕様が、4月に登場したこの宮崎交通車だろう。定員29名の3列仕様高速車で、シート等もおそらく最新・最高のものを調達したと思われ、初めて目にするデザイン。

あえて革製シートを採用しなかったのも、一つの見識か。そして、何より清掃・整備のレベルの高さでは定評がある宮崎交通!・・・よって「日本一」の称号?を与えさせていただいた次第である。

ひとつだけ残念だったのは、高速走行時に後部で感じられた断続的なこもり音。個体差なのか、直6・直結冷房といった仕様上かは分からないけど、車内仕様が素晴らしいだけに、三菱ふそうさん、よろしくお願いします。(大澤)

4 去りゆく「隠れた名車」、エアロバス平屋根車

三菱P-MS725NA(しずてつジャストライン)

昭和61年生まれなら、人間だったら大学を出て社会人となる頃だが、この種のバスでは超長寿。日本では、当形式ももうここだけかも。
ハイデッカーが基本となった初代エアロバスでは、全高が低い「平屋根車」が設定されたものの、数は多くなかった。でも、当時「日本初」だった前輪独立懸架仕様もあり、低い全高と相まって峠攻めのパフォーマンス?はピカ一。
フルオートエアコン・角形ヘッドライト等も装備すれば、唯一の欠点であるタイヤハウスの存在を除き、今と比べても内装の質感の高さは抜群である。
今年でもう最後かもしれない、井川駅付近の桜を眺めて走る4/15(日)の同車。天寿を全うする前に、せめて「孫」にあたる次期モデルの姿くらいは拝ませてあげてみたいかと・・・。三菱ふそうさん、よろしくお願いします!(大澤)

3 青春メガドリーム

ネオプラン(ジェイアールバス関東、西日本ジェイアールバス)

全長15メートルのメガライナー。多客路線のつくば号にて活躍後、今度はJRバスのドル箱ドリーム号として運行。
乗車定員84名。従来車両は42名なので2倍の輸送力。青春メガドリーム号として運行初日の昼には、出発セレモニーと飲み物などのサービス付きの試乗会が実施された。
もちろん「人口密度」の高さやサスペンションの硬さ等々はあっても、リーズナブルな値段で乗れて、「外車」としての乗り心地をたっぷり味わいたい向きにはおすすめ・・・。(高橋)

2 三菱ふそうの「ニュー」エアロバス

三菱PJ-MS86JP(京王電鉄バス)

新型セレガ・ガーラの華々しさに隠れ、ひっそりと(?)V8から 直6エンジンにマイナーチェンジを行った、三菱エアロバス。正直、あまり期待しておらず、たまたま飛騨高山便で乗り合わせました。

が・・・・、実はとんでもないモンスターマシン。R158の平湯手前や、中央道の笹子トンネル手前等々、グイグイと登坂!

帰ってから諸元表を見直したら、低出力型の最大トルク1.620N・mでも、セレガ・ガーラ高出力タイプの1.618N・mを上回っていたんですね。(高出力型の1.810N・mは、旧ガーラ480PS車を上回りおそらく国内最高?)

欠点はV8サウンドが聞けないことくらいで、トップメーカーの意地を、見せつけられたような気がします。

余談ですが、京王さんも高速バス運行35周年(※)。中央道をはじめとする厳しい走行条件の中、ここまで大きな事故なくきた努力もまた特筆に値するものと、個人的には思っています・・・。 (大澤)


※.同社としては富士五湖線運行開始(中央道未開通)を起源とするようで、「50周年記念フォトコンテスト」を実施しました。(06.11.30まで)

1 話題の韓国製観光バス

韓国DAEWOO(大宇) BX212S(サンデン観光バス)

新型のアジア製輸入バスが、久々に上陸。
前回の日産ディーゼル車と違って、今度は純粋なアジアン・テイスト?だ。前輪車軸懸架だけど、たぶん一般のお客さんには分からないかなぁ。(^_^)/~
内装は、好みもあるけど、仕上げは少々「大味」な印象。それさえ気にしななければ、「廉価車」としてはオススメ。
隠れた実力として、リターダーが標準というのは国産を超えており、「雪道でも、このレバー一つで強力かつ確実な制動が可能です!」と自信を示す。
ディーラー担当者の弁に、一度は冬の運転席での試乗を希望・・・。(大澤)
(※.ぽると出版のバスツアーに参加させていただきました)

77 桜の下の待機所

松戸駅東口~市立東松戸病院 [松戸新京成バス]

市立東松戸病院は、東京のベッドタウン千葉県松戸市における医療の中核を担う施設のひとつ。JR常磐線松戸駅から病院の玄関前までを松戸新京成バスの路線が結んでいる。

折返しの間合い時間などに使用する待機所は、病院の玄関前を避けてロータリーの向かい側に設けられている。その脇には桜の樹があり、開花する時期には桜のすぐ近くで待機することになる。

外来・入院の両方で地域の医療を支えてきたこの病院も2023年度限りで閉院となる。それにともない、このバス路線も3月31日の運行を最後に廃止となる。昨年は関東地方の桜の開花が早く、3月中に満開を迎えた。今年は昨年よりかなり開花が遅くなっている。そのため、この場所での満開の桜とバスの組合わせは昨年が見納めとなってしまった様である。(fuku)

76 時代は明治に戻って、車窓からも歩き回っても明治

明治村村内 [博物館明治村]

場所は愛知県犬山市にある博物館明治村 明治時代の建物を数多く保存してあり、時代劇等のテレビによく登場する。敷地内は広く移動も大変。そこで明治時代の汽車や市内電車が活躍している。そしてバスも登場した。残念なことにバスに関しては当時のものではなく、レプリカとして再現し敷地内を走行している。バスだけあって細かく、バス停があって停車場所が多く利用する人も多い。

1000本近くある桜の木、春は村内至る所がピンク色に染まるが、卒業、入学を記念して訪れる学生も多いが今年は桜満開のタイミングが難しそう。

明治時代の建物の中を走り行くのであるから、それとマッチしているバスとのコラボ写真数多く撮影できることだろう。

あくまでも公道ではなく村内の入村者が堂々と歩く中、人の歩く中を避けて走行することは、ドライバーの神経は相当大変。もちろん、そのような場所なので速度はいたってゆっくり。そのゆっくり利用してスナップ写真撮影も、車窓からの明治時代をしのんでの眺めも楽しめる。

アプローチは名鉄電車の他、名古屋から直通バスも運行されている。名鉄バスセンター発で栄以外、数カ所に停車してこちらも乗車が楽しめる。