コラム」カテゴリーアーカイブ

78 エメラルドの海わたって、池間島

宮古島市役所(宮古島)―平良―島尻―港漁港前(池間島)八千代バス

沖縄の離島は近年橋によってつながり生活に便利な島が増えてきた。

この池間島は宮古島とつながり路線バスもやってくるようになった。

宮古島は本土返還時には五事業者があったが、各社島の玄関口の平良港近くでそれぞれターミナルが存在し、それぞれ平良とバス停名を銘打ってお互い連絡することもなく運行されてきた。地元の人にはそれで困ることないが観光等には不向きであったし、そのころ県外利用者もあまり利用しなかった。その後八千代バス以外は統合され宮古共栄バスが島全体に路線網を持つようになった。もう一社八千代バスは貸切車を増車して主に観光バス中心として観光客乗せて島内観光に貢献するようになったが、路線は一路線のみ存在し、その一路線が池間大橋完成に付き延長され、池間島島民の足として貢献している。

今では伊良部島とも橋でつながり、伊良部島唯一の共和バスも宮古島入りして、この3社は宮古市役所移転と同時に、路線起点は全て市役所ターミナルからとなり、観光路線も加わり3社が顔を合わせるようになった。

新宿駅新南口バスターミナル「バスタ新宿」オープン

4月4日、バスタ新宿が開業した。新宿駅周辺に点在した高速バスのバス停を集約し、利便性を高めた。

バスタ新宿は甲州街道に面し、JR新宿駅の新南口の上にある。JR線ホームが1階、新南口改札が2階、タクシー乗り場、高速バスの降車バス停等が3階、高速バスの乗車バス停が4階になる。

待合室には左右に自動券売機が置かれ、中央に有人の発券カウンターがある。発券カウンターは、相談窓口、ハイウェイバスドットコム、高速バスネットに分かれている。

飲料の自動販売機はあるが、現在は売店が無く(近いうちに出来るとの事)食べ物やお土産は事前に調達する必要がある。乗り場はA1からD12まで12バースあり、方面別に割り当てられているが、初めて利用する人は少し早めに行った方が良さそうだ。

2016.4 取材 / 戸嶋会員

気仙沼線・大船渡線 鉄道代替BRTの現状

現在東日本大震災の津波被害により不通になっている気仙沼線(気仙沼~柳津間)と大船渡線(気仙沼~盛間)の代替線として、JR東日本ではBRT(Bus Rapid Transit)を運行している。このシステムは津波による路盤の崩落を免れた線路敷地の一部をバス専用道に改修し、それ以外は、一般道を走行する。2012年8月20日から気仙沼線において、2013年3月2日からは大船渡線において運行を始めた。

気仙沼線では運行開始時の専用線は、陸前階上~最知間2.1kmであったが、その後改修工事が進み現段階でバス専用道は計12kmとなり、所要時間も3~4分短縮した。一般道から専用道への進入口には遮断機が設けられバスが近づくと自動開閉する様になっており、一般車の誤進入を防いでいる。志津川駅はこれまで駅があった場所は被害が甚大であった為、内陸側に新設された「南三陸さんさん商店街」の中に移設され駅舎も新設された。

大船渡線ではバス専用道は盛~大船渡間1.9kmの1駅である。起点の盛駅では、これまでの駅舎とホームをそのまま流用し線路があった敷地がバス専用道に改修されている。陸前高田の駅も志津川駅同様被害が甚大であった為、内陸側に移設された市役所の前に移動した。

使用している車両は両路線とも開業時に新規導入された日野自動車ノンステップハイブリッドバスであるが一部暫定開業した際に導入された移籍車も残る。運行業務は気仙沼線が(株)ミヤコーバスに、大船渡線が岩手県交通(株)、(株)ミヤコーバスに委託している。

2013.5 取材 / 本部 村岡

箱根登山バス100周年記念 小田急グループバスフェスタ」2013年3月30日(土) 小田原市

2013年3月30日(土)11:00~15:30「箱根登山バス100周年記念イベント 小田急グループバスフェスタ」が、箱根登山小田原営業所(城東車庫)にて開催されました。

参加バス会社は江ノ電バス、小田急バス、箱根高速バス、神奈川中央交通、立川バス、東海バス、箱根登山バスでした。それ以外の参加企業としては小田急電鉄、箱根登山鉄道、神奈川いすゞ、横浜日野、神奈川三菱ふそう、小田急ドライビングスクール、富士屋ホテル、ジェイバス(栃木)が出展していました。

車両展示の他、各社よりバスグッズ等の販売がありました。

本部 荒井

15 霧社事件の現場をバスで訪ねて

前日にセントレアから桃園空港経由で空港バスで台中泊、翌朝、台中のBTからまずは台湾のへそ、埔里に向かう高速バスに乗車して惨劇の舞台に足を踏み入れて行きます。

更に埔里のBTで霧社方面行の路線バスに乗り換え、山道を揺られること1時間で霧社に到着しました。霧社は現在でもお茶の産地で、日本統治時代はお金になったことから多くの日本人が住んでいたと思われます。あんな惨劇が起きたとは思えぬほど静かな霧社(現在は仁愛郷大同村)の町でした。

注)「霧社(むしゃ)事件」とは1930年、日本統治下の台湾で起こった大規模な武装蜂起事件です。

14 グアム島のバス 2

グアム島の数少ない公共交通トロリーバス、通称赤バスは1乗車4ドルと高速バス並みに高価、そこで、ホテルや旅行会社が無料で観光客のために走らせているシャトルバスを利用してみようと、何度かトライしましたが乗れませんでした、次回は制覇します。

13 グアム島のバス

「初めての海外のオススメは?」と聞かれたら、台湾かグアムが良いかと思いますが、自分が一度も行って無いのでは、他人にオススメのしようが無いですから、今回は初めてグアム島に飛びました。

潜水艦ツアーで新婚さんと一緒になって、写真を頼まれ「ハイ・チーズ!」ならぬ、「ワン・ツー・スリー!」と撮影してあげたのですが、「グアムにハネムーンとは、今時、珍しいな?」と思いましたね。

3日目は文字通りグアム島一周ツアーで、グアムの自然と歴史を堪能して来ました、これはランチ付きでお値打ちだと思います、

次の目標は無料のバスを制覇することです、無料のバスとはグアムの中心地タモン近郊を走る、ホテルや旅行会社が、観光客のために走らせているシャトルバスです。

12 蔚山~釜山(韓国)

蔚山高速バスターミナルの道路を挟んで向かいの、蔚山市外バスターミナルから釜山行きバスに乗車しました。

日中15分間隔と、まあまあの頻度で運行されているようで便利です。出発前に運転手さんの挨拶が有りました。日本以外では初めてです。

「高速に乗るのかな?」と思いきや、一般道をひた走り釜山総合バスターミナルへ到着、途中KTXの高速新線が見えて、「よく造った物だ!」と感心しました。

11 ベトナム寝台バスの旅

寝台バス初体験(ベトナム) 2016.04.30 ~ 2016.05.03

昨年、二人でハノイを楽しんだ友人から「もし都合が良ければ、またハノイへ行きませんか」の誘いを受け即決で同行することにした。目的はただ一つ寝台バスに乗ること。昨年、来年は寝台バスでラオスに行こうかという話をしていたが、ラオスは少し冒険かなということでベトナムの中部を目指すことにした。ハノイからのバスを予約していないので乗れるのか不安であることと、ホテル宿泊なしの4日間になるので心身とも72時間耐久旅行になるねと話しながら出発した。

4月30日、中部国際空港からハノイへ、バスのチケット確保が最重要なのでタクシーで「ザップバットバスターミナル」へ直行し中部地方の「Hue」(フエ)とか「Da Nand」(ダナン)とかが書いてある窓口を探す。最初に目に入った「ダナン」の表示がある窓口で18:30発のチケットを35万ドンで購入することができたので一安心。購入後に窓口を見渡すと「フエ」という表示は見かけなかったが、「ダナン」と表示した窓口は他にもあった。
(ハノイ~フエが約650km、ハノイ~ダナンは約760km、あとでダナン行きに乗ればフエで下車できることがわかった。もっとも、長距離バスでも乗車は予約が必要だろうがフリー乗降できるようだ)

まだ15時前だというのに、係りの人に待機中のバスに連れて行かれた。床下では数人(乗務員)が横になっておりチケットを見せると大声で床下を指差しされ、そんなことはないだろうがまさかここかではと不安がよぎる。ベトナム語が話せないのでこちらもゼスチャーで室内を指差すと大声で反応があるがさっぱり。何度か繰り返すうちにやっと理解できたのだが、バスはこれだが今は車内が暑いので待合室で待て、17時になったらエンジンをかけるので来いということだった。車内を撮影させてくれと頼んだら1万ドン出せと言われ紙幣を見せ値下げ交渉するも結局1万ドン渡して1枚撮らせてもらった。 17時にホームに行くと確かにバスが入っており乗務員に促されステップに足をかけようとすると土足厳禁ということでビニール袋に入れた靴を持って右側最後尾の上段へ案内された。
(途中休憩時などには、バス備え付けのスリッパが準備される)

このバスは2通路の独立3列、各列に6列のシートが上下段あり36人+後部はシートなしの「ごろ寝スペース」が上下段ともにあり、ここは定員5名で+10名の46人乗りということになる。
(しかし、このスペースの席番を見るとB20~B24、左の6列目がB18、その前がB13、B19は?)

乗務員は3名、最近日本で特に言われている決まり事のあのベルトやカーテン、トイレは付いていなかった。
(ちなみに用をもようしたら乗務員に声をかけ止めてもらうしかない。女性も繁みでしていたようだ。降車する人がいればチャンスで一緒に降りて済ませることが大事ということになる)

定刻前の17:47発車、19:15減灯となったが大音響のDVD放映(モニター4台)と絶えることのないクラクションで寝るどころではない状態が続く。20:15バスが建物の前に止まり休憩のようなので降りて用を済ませこっそり写真を撮ろうとしていたら、乗務員が室内に来いと手招きしていたので、また1万ドンかと思ったら夕食とのこと。夕食付きだったことを初めて知ったのだが大変美味しい料理が沢山あり大満足。 22:40出発、21:00に完全消灯となるもDVD、クラクションは相変わらず続く。22:40に2回目の休憩、ガソリンスタンドのようだが給油はしていない。ここからは寝てしまったようで、翌朝4:30頃「フエ」到着で乗務員が上段の「ごろ寝スペース」で睡眠中の外国人2人を起こしにくるまで記憶なし。こんな時間でもバス停にはタクシーやバイクタクシーが待機中であった。上段の「ごろ寝スペース」が空いたので移動してみたが、もろに振動がくるので狭くても座席の方がいいことが分かった。ただ利点は荷物が置けること、座席は幅が狭いので足元に荷物を置くしかなく(特に上段、下段は通路に置く人もいるし通路で寝る人もいる)足元が窮屈になる。6時過ぎに「ダナン」のバスターミナルに到着。ここのターミナルも広大でびっくりするほどの寝台バスが所狭しと駐車していたが撮影は躊躇してしまった。

5月1日、まずは帰りのバスチケットを確保しておかないといけないのでチケット売り場へ行く。ここは新しいのか非常にきれいで窓口は38番まであったが、ハノイで少し学習したので早朝から窓口が開いていた数社を回り「KIM CHI」(キムチ)というバス会社に決めた。18:30発の便を35万ドンで購入、到着は「NUOC NGAM」という「ザップバット」より少し南にあるターミナルらしい。
(運賃はどこのバスでも35万ドンに統一されているようにみえるが、36万ドンの会社もあったので高級なのかルートが違うのか?)

これで一安心したので今度は夕方までどう過ごそうかということになり、海外旅慣れしている友人が17時頃までホテルを借りることを提案しターミナル近くのホテルで交渉しOKとなった。ホテルで一風呂浴びて屋台で朝食を摂り更に南の「Hoi An」(ホイアン)に行くことにし10時前に路線バスで向かう。このバスの車掌は英語で19.5万ドンだというから高いなと思いながら乗っていたら徐々に客が増えすし詰め状態となり1.5時間ほどで到着。ところが、ここの小さなターミナルは中心地から外れおり、しかもタクシーはいなくタクシーはタクシーでもバイクタクシーだけ。せっかく来たのでバイクタクシーで中心地に行き、超駆け足で見学し待機してもらっていたバイクタクシーでターミナルまで戻り発車寸前のダナン行きに飛び乗った。こちら出足は悪いし窓ガラスが割れていたりのくたびれたバスだったが、行きの運賃と同じだろうと二人で40万ドンを払うと20万ドンだというので英語の兄ちゃんにボラレタのかなと考えてしまった。

17時過ぎにターミナルに行き何番ホームか尋ねるとチケットにバスのナンバーが記載されているので見て探せとのこと。16時頃にキムチバスがやってきたので恐る恐るカメラを向けたが特に問題なく安心。
(長距離バスは皆正面ナンバープレートに火の付いた線香をさしているのは安全祈願なのだろうか)

もちろん土足禁止で席は予約順なのか1A上段であった。行きのバスより程度がよく右側後部に小さなトイレがありシートベルトもカーテンレールもあったがカーテンはなし。車内の観察不足で席数がはっきりしないが、運転席後ろには大きな備品入れもありオフセット配置だったので5列だったのか?最後部は「ごろ寝」スペース。 定刻の18:30に出発しベトナムでは比較的おとなしいと思われる運転で19:30に食事休憩があり出発後にすぐに消灯、DVD放映もなくなり音楽が流れるだけの時間が続いたあと音楽も停止したが、乗務員同士の会話は絶えることなくタバコの煙もくるし最前列すべて良しとはいかない。友人に聞くとトイレ付きなのか降車扱いと運転交代以外に停車はなかったようだ。

朝方、何ヶ所か高速道路から降りてバイクが待機している所で大きな荷物を降ろしていく。乗客の荷物は客室の後部に詰め込まれ床下には大きな荷物が満載されていたようだ。これも収入源になっているだろう。

6:30に到着した「NUOC NGAM」というターミナルもまた大きなターミナルで、国境越えだろうと思われる中国のバスも待機していた。ターミナル内で朝食を摂り前日と同様のパターンを取りたいと考え、旧市街の比較的安価なホテルを探すことにする。適当なホテルを見つけ17時までと交渉したら、フライトが00:30発なら20時まで部屋を使ってもらっていいし、朝食もどうぞ、空港までチャーター便も手配しますと言ってもらい2人一室45ドルほどで嬉しい限り。ホテルでさっぱりし、友人の大好きな昨年とは別の軍事博物館見学、昨年工事中だった「キムマーバスターミナル」見学で汗びっしょり、一旦ホテルに戻った後、旧市街を散策しつつ夕食を済ませ空港へ。

5月3日、6:30中部国際空港に到着し今回のベトナムの旅は終わった。飛び込み状態で無事寝台バス乗車体験の目的を達成することができ体調にも問題なく帰国でき大満足のバス旅だった。

今回乗ってみた寝台バスよりは、自分が乗ったことがある台湾や最近の日本の高グレードバスの方が上かも分からないが、鉄道網が貧弱なベトナムでは安価で多くの定員を確保できるメリットは大きいものがあるのだろうと思う。それにしても12、3時間ほど乗ってミネラルウォーター1本と食事付きで約2、000円、どうして長距離バスはこんなに安いのか疑問が残った。


  1 VDN=0.0058 Yen
  ノイバイ空港~ザップバットバスターミナル (TAXI) 400,000VND(2320円)
  ダナン~ザップバットバスターミナル(バス)   350,000VND(2030円)

10 台湾の日統客運ボルボB7R

嘉義の新バスターミナルに停車中の、日統客運ボルボB7Rのバスです。

ボルボも大したモンですね、北欧生まれのバスが、暑い台湾で通用するのだから、工業製品を離れた地域に販売するのは大変です、北欧スウェーデンは厳しい冬のようですから。

友人によれば、台湾仕様はラジエーターやオイルクーラーの容量アップされているとか