コラム」カテゴリーアーカイブ

21 豪雪の岩手。ボンネットバスが活躍

岩手県北自動車

冬になると岩手では四輪駆動のボンネットバスが動き出す。
盛岡駅から北へ20キロ。岩手山のふもと八幡平から山への難所に役立つ。
急勾配をあえいで登りきった八幡平。スキー場へも大切な交通機関。

そして終点は一軒だけの温泉宿。
スキーで疲れた体を温泉でいやし、地酒で酔ってから休もう。
枕元で響く走行音の高きボンネットバスサウンド。
聞いて一晩過ごしたらどんな夢が見られることだろう。

写真は山を降りてきたボンネットバスいすゞTSD40。200でも22でもない、根っからの地元っ子、岩2ナンバー車だ。(高橋)

20 鵜飼で名高い長良川の遊泳

岐阜乗合自動車(名鉄岐阜駅-柳が瀬-長良川温泉-三輪釈迦)

岐阜市中央に鵜飼で有名な長良川が流れる。鮎が住みつく清流は市民の憩いの遊泳の場でもある。
県庁の所在地の中心部に人が泳げる一級河川が流れるのも岐阜市の魅力だろう。昼は泳ぎ夜は鵜飼見物や取れた魚で夕食もまた楽しいひとときだろう。(高橋)

19 初夏の潮来、菖蒲

関鉄観光バス(潮来-佐原駅)

潮来菖蒲は全国的にも有名。特に潮来界隈は、初夏の水田にその咲いている姿を見かける。
霞ヶ浦の南岸、潮来駅を出発し常陸利根川渡ると町並みもとぎれ、水田地帯をのどかに走ると車窓で見ることが出来る。
いくつかの利根川支流など渡り、最後に利根川渡ると千葉県佐原市に到着する。(高橋)

18 立山黒部アルペンルート

立山黒部貫光

都会は春でも、ここ富山県立山町と長野県大町市を結ぶ立山黒部アルペンルートは、毎年4月下旬に雪解けが完了して通行できるようになる。
立山町室堂平は標高2390メートル。雪の大谷といわれるこの付近、数メートルに及んだ積雪を貫いて出来た有名な名所であり、壮大なバスの通り道である。
マイカー乗り入れ禁止地区のためバスの天下でもある。(高橋)

17 千里浜なぎさドライブウエイを行く

北陸鉄道

能登半島の有数の観光地、千里浜。4WDでない一般車両で砂浜を走り、波打ち際を堪能できる。
かつてはこの路線バスがここを走行、バス停もあったが、現在は定期観光のみとなった。
夏以外でも、一日いても飽きない眺め。金沢からだと特急、急行、富来行または門前行きバスで、羽咋中学校下車徒歩20分。(高橋)

16 南国のビーチ・名護を彩る

沖縄バス、琉球バス交通

沖縄県の海はエメラルド色。この日は曇りだったけど、本土との輝きの違いを確かに感じる。
那覇空港発の県内唯一の高速バスも、終点の許田インターから国道58号に降り、一般道経由の路線バスと併走する。
「やんばる」へ向けての旅の序奏に、心がときめく瞬間だ。(高橋)

15 富山平野の春

富山地方鉄道

砺波市、滑川市、魚津市など、ここの春は立山連峰の残雪が美しい。
雪解け水が平野を急ぎ足で流れ、日本海へと注がれる。その傍らでチューリップ畑が色を添える。
連作が出来ないため、毎年の撮影場所探しだが、そのぶん希望のアングルで撮れた時の喜びはひとしお。(高橋)

14 寒い中の旅満喫、雪見の温泉めぐり

関越交通

冬の寒い季節は、旅の気分も「農閑期」。
そんな中で雪を見ながらの「湯治」は、贅沢というより、次の収穫へ向けて気力を充たす、生活の一部と言う事もできる。
ここ群馬北部の関越交通エリアは温泉も多く、四万温泉へは東京駅からの直通高速バスも運行。
コンクリートジャングルに疲れた都会人が、雪見酒のあと、ぬくもった車内で帰路につく光景も。あらためて、自然に感謝。(高橋)

13 冬のない南房総

館山日東バス、JRバス関東

冬のない南房総は真冬に早くも花が咲き、1月から3月にかけて、観光地は閑散期なのに対してここ南房総は、休耕田を利用して花々が植えられすでに春いっぱい。
関東近県からは南房総を目指して観光バスがやってくる。路線バスなら、千倉駅から安房白浜行きで白間津(しらまづ)下車。
かわいい花びらのポピー、そして千葉県の県の花である菜の花などなど、いっせいに咲き乱れて、幸せを感じるひとときとなる。(高橋)

12 新宿駅西口

東京都交通局、京王バス東ほか

東京都のシンボルいちょう。東京を代表する新宿駅西口並木でも見られる。標高の高い高原から始まる紅葉は、例年なら東京では11月下旬。
各社のバスが集まるターミナルの、「地元代表」は都バスと京王バス東。このようなローアングルもいいけど、駅前デパートの喫茶コーナーから見下ろすのも、また一興ではある。(高橋)