コラム」カテゴリーアーカイブ

11 コスモス街道

千曲バス(中込駅ー初谷鉱泉)
暑い夏が過ぎようとする頃、コスモスが秋の訪れを知らせてくれる。
かつて狩人の曲で有名になったコスモス街道は、道の両側数キロにわたり、白や淡いピンク色の花が旅人を迎えてくれる。
中込駅から初谷鉱泉(しょやこうせん)行きに乗れば、車窓からも楽しめるが、ゆっく歩いて楽しむと、かわいらしい花びらに魅了されることだろう。
ただし、あまりにも顔を近づけミツバチに顔を刺されぬよう、注意が必要だ。(高橋)

10 北海道の牧場

北海道、夏の景色で代表的なのが牛が草を食む牧場。特に道東では人口よりも牛の頭数の方が多い集落だってある。
バスは一瞬にして通り過ぎるため、気まぐれな牛たち相手のシャッターチャンスは、非常に難しい。写真は道央自動車道で、高速バスからもこのような景色が。
夏に訪れる多くの旅行者の目に触れる、素朴で忘れられない風景のヒトコマである。
(高橋)

9 山梨の春、「桃」

甲府盆地の春は、桜の開花より若干遅れ、桜よりも色の濃いピンクの花が、一面に咲き乱れる。中央道を走るバスの車窓も、桃の色で染まる。
新宿を出て約2時間、目的地を問わずその美しさを堪能できることもまた、中央高速バスの魅力の一つでもある。(高橋)

8 志賀高原、スキーバスに大忙し

わが国最大のスキー場を持つ志賀高原では、宿泊地とスキー場はもちろん、数多くあるスキー場間の移動の足として、朝も昼も長電バスが大活躍する。
長野市内は中型バス中心だが、ここ志賀高原は大型バスを総動員。
関西からも地の利は悪くなく、車内で関東との両方の発音が聞かれる。温泉地としても名高く、雪景色の露天風呂はまた格別だ。(高橋)

7 日本一の山、富士山。乙女峠より【新春特別掲載】

小田急箱根高速バス

前回に続いてまたもや箱根だが、秋から冬にかけては空気も澄み渡りすがすがしい富士山が眺められる。
雪をかぶり始めた富士山の姿は、クレパスでお絵描きする時と同じ漫画チックで絵にもなり、秀悦。ここ乙女峠バス停は、新宿から高速バスで約二時間、御殿場駅から25分。オリジナル塗装の箱根施設めぐりバスもやってくる。(高橋)

6 晩秋の箱根路

箱根の秋を物語る仙石高原のススキ。その穂に囲まれた高原を散策できるのは、他にあまりない。
その傍らで、バス好きの方は通り行くバスにカメラを向けてみては。このススキに隠れて時折バスが姿を現す瞬間にシャッターを押すことになる。地元2社のほか、観光バスも頻繁にやってくる。
新宿から(小田急箱根高速バス)でも、小田原から(箱根登山バス)でも、仙石高原バス停下車目の前。(高橋)

5 京都嵐山

京都バス


京都で知られわたった名所、嵐山。その渡月橋をわたるバスは京都バス。
夏暑く冬寒い京都の紅葉は美しく秋の人出は一段と多い。その合間に、桂川のせせらぎ聞きながら散策がてらバスにカメラを向けられる、気軽に撮影できるポイントの一つ。
秋にこだわらず、冬場の雪の渡月橋ももちろん絵になる。(高橋)

<2006年10月掲載>

4 南国土佐の黒潮ライン

土佐電気鉄道、高知東部交通(高知駅~室戸岬~甲浦岸壁)

高知市のシンボル赤いはりまや橋渡って一路東へ。途中1時間20分で高知県東の拠点安芸へ。ここからは並行する鉄道の便も減りバスの本数も増える。
右に黒潮洗う土佐湾見て更に東へ。海水浴を楽しむ砂浜、男性的な岩浜。勇ましいかつお釣り、鯨が潮吹くここがこの路線のハイライト。室戸岬からは紀伊水道見て進路を北上。荒波は白く高くまいあがり道路もバスの窓もしぶきでぬれる。そんなバスドライブを楽しんで徳島県との県境、甲浦にたどりつく。(高橋)

<2006年9月掲載>

3 夏のオホーツクライン

宗谷バス(稚内駅~音威子府駅)

北の最果てまでバスで行く。夏の北海道は大自然に囲まれバスの旅を一段と楽しくする。
青いオホーツクの海がどこまでも続き、若草色の緑が燃える、広いサイロに牛たちが草を食む。夏だけでなく、冬も何もない静まり返ったオホーツクもまた格別だ。
写真は大澤宅前付近。いかにも北海道らしいバス停名、他に何の建造物もないことから個人宅の名がつく。そう大澤さんの大邸宅がある。(高橋)

<2006年7月掲載>

2 大鳴門橋を渡る

淡路交通ほか高速バス各路線(大阪~徳島など)

本州四国連絡橋の中で最も便利で交通量の多いこのルートでの見所は、淡路島を通り抜けいよいよ四国入りする鳴門大橋。雄大なのはもちろん、うずしお眺めてのバスハイクだ。
明石海峡大橋が開通してここを走る観光バスも倍増した。四国側のこの歩道橋からはうずしおはもちろん、行きかう観光バス、高速バスが絶えず走り行きバス愛好者には飽きのこないお立ち台でもあろう。アプローチは鳴門市営バス、鳴門公園口下車が一番近い。(高橋)

<2006年5月掲載>