風景編」カテゴリーアーカイブ

18 立山黒部アルペンルート

立山黒部貫光

都会は春でも、ここ富山県立山町と長野県大町市を結ぶ立山黒部アルペンルートは、毎年4月下旬に雪解けが完了して通行できるようになる。
立山町室堂平は標高2390メートル。雪の大谷といわれるこの付近、数メートルに及んだ積雪を貫いて出来た有名な名所であり、壮大なバスの通り道である。
マイカー乗り入れ禁止地区のためバスの天下でもある。(高橋)

17 千里浜なぎさドライブウエイを行く

北陸鉄道

能登半島の有数の観光地、千里浜。4WDでない一般車両で砂浜を走り、波打ち際を堪能できる。
かつてはこの路線バスがここを走行、バス停もあったが、現在は定期観光のみとなった。
夏以外でも、一日いても飽きない眺め。金沢からだと特急、急行、富来行または門前行きバスで、羽咋中学校下車徒歩20分。(高橋)

16 南国のビーチ・名護を彩る

沖縄バス、琉球バス交通

沖縄県の海はエメラルド色。この日は曇りだったけど、本土との輝きの違いを確かに感じる。
那覇空港発の県内唯一の高速バスも、終点の許田インターから国道58号に降り、一般道経由の路線バスと併走する。
「やんばる」へ向けての旅の序奏に、心がときめく瞬間だ。(高橋)

15 富山平野の春

富山地方鉄道

砺波市、滑川市、魚津市など、ここの春は立山連峰の残雪が美しい。
雪解け水が平野を急ぎ足で流れ、日本海へと注がれる。その傍らでチューリップ畑が色を添える。
連作が出来ないため、毎年の撮影場所探しだが、そのぶん希望のアングルで撮れた時の喜びはひとしお。(高橋)

14 寒い中の旅満喫、雪見の温泉めぐり

関越交通

冬の寒い季節は、旅の気分も「農閑期」。
そんな中で雪を見ながらの「湯治」は、贅沢というより、次の収穫へ向けて気力を充たす、生活の一部と言う事もできる。
ここ群馬北部の関越交通エリアは温泉も多く、四万温泉へは東京駅からの直通高速バスも運行。
コンクリートジャングルに疲れた都会人が、雪見酒のあと、ぬくもった車内で帰路につく光景も。あらためて、自然に感謝。(高橋)

13 冬のない南房総

館山日東バス、JRバス関東

冬のない南房総は真冬に早くも花が咲き、1月から3月にかけて、観光地は閑散期なのに対してここ南房総は、休耕田を利用して花々が植えられすでに春いっぱい。
関東近県からは南房総を目指して観光バスがやってくる。路線バスなら、千倉駅から安房白浜行きで白間津(しらまづ)下車。
かわいい花びらのポピー、そして千葉県の県の花である菜の花などなど、いっせいに咲き乱れて、幸せを感じるひとときとなる。(高橋)

12 新宿駅西口

東京都交通局、京王バス東ほか

東京都のシンボルいちょう。東京を代表する新宿駅西口並木でも見られる。標高の高い高原から始まる紅葉は、例年なら東京では11月下旬。
各社のバスが集まるターミナルの、「地元代表」は都バスと京王バス東。このようなローアングルもいいけど、駅前デパートの喫茶コーナーから見下ろすのも、また一興ではある。(高橋)

11 コスモス街道

千曲バス(中込駅ー初谷鉱泉)
暑い夏が過ぎようとする頃、コスモスが秋の訪れを知らせてくれる。
かつて狩人の曲で有名になったコスモス街道は、道の両側数キロにわたり、白や淡いピンク色の花が旅人を迎えてくれる。
中込駅から初谷鉱泉(しょやこうせん)行きに乗れば、車窓からも楽しめるが、ゆっく歩いて楽しむと、かわいらしい花びらに魅了されることだろう。
ただし、あまりにも顔を近づけミツバチに顔を刺されぬよう、注意が必要だ。(高橋)

10 北海道の牧場

北海道、夏の景色で代表的なのが牛が草を食む牧場。特に道東では人口よりも牛の頭数の方が多い集落だってある。
バスは一瞬にして通り過ぎるため、気まぐれな牛たち相手のシャッターチャンスは、非常に難しい。写真は道央自動車道で、高速バスからもこのような景色が。
夏に訪れる多くの旅行者の目に触れる、素朴で忘れられない風景のヒトコマである。
(高橋)

9 山梨の春、「桃」

甲府盆地の春は、桜の開花より若干遅れ、桜よりも色の濃いピンクの花が、一面に咲き乱れる。中央道を走るバスの車窓も、桃の色で染まる。
新宿を出て約2時間、目的地を問わずその美しさを堪能できることもまた、中央高速バスの魅力の一つでもある。(高橋)