47 冬の北国、亜鉛色の海

函館バスセンター―函館駅―江差ターミナル 函館バス

バスセンター発車し車線多い市内中心部通り朝市にぎやかな駅前を経由。
国道227号線を北上。北海道新幹線起終点の函館北斗駅手前を左折し西へと中山峠越挑み下り坂となれば荒海が出迎える。
北国の海は風強く波荒く特に冬になるとこれがまた一段と厳しく感じる。
対岸は奥尻島、ここ江刺が玄関口となりフェリーも着岸する。これが追分ソーランライン、海の色は亜鉛色に、降る雪は風に飛ばされる。バス下りると歩くのも大変。だがバスの中や建物の中は北の人情とともにとても暖かい。夕食に地元でとれた海産物を味わった。厳しい海の厳しい中で育った魚介。これを味わえたのはここで生活している漁師の方々、これを料理してくれる人たちがいるからだ。まもなくこの海くぐって本州から新幹線が貫通する。このバス旅も一段と身近になるだろう。