60 日本第二位の湖だった八郎潟

八郎潟駅―JA大潟村―小中学校―サンルーラル大潟前 [大潟村マイタウンバス(秋田中央交通)]

普通の川に見えるがどこ?

日本で二番目に大きな湖だった八郎潟の名残と言える東部承水路。

国土の狭い日本。海に囲まれそれをどんどん埋めれば国土も広がる。それなのに美しい湖沼をなくして干拓する事業がこのころ盛んだった。

ここへは大潟村マイタウンバスが運行。マイタウンと大きく描かれているが秋田中央交通が運行委託しているのでこのように時折、同社の路線車両もやって来る。

八郎潟駅を発車し西へ。この大潟橋を渡ればかつての八郎潟、そう誕生したのが大潟村。大きな湖だった証拠に見渡す限り平地。田圃だけのこの地、家はない信号もない、道は一直線。

JA大潟村、村役場、保育園、小中学校の前を通り過ぎ、村北部、ふれあい健康館を経由しホテルサンルーラルが終点となる。

かつては秋田県北部に位置したせいか、とても静かな湖だった。シジミの生育、そして日本海に隣接し牡蛎の水揚げも盛んだった。「若いころ泳いだよ。今では藻が広がり水はきたなくなりシジミも取れなくなったよ。」と語る地元農業を営む年配者。しかし今では米どころの代表格、県内一番の裕福な市町村となった。