4 去りゆく「隠れた名車」、エアロバス平屋根車

三菱P-MS725NA(しずてつジャストライン)

昭和61年生まれなら、人間だったら大学を出て社会人となる頃だが、この種のバスでは超長寿。日本では、当形式ももうここだけかも。
ハイデッカーが基本となった初代エアロバスでは、全高が低い「平屋根車」が設定されたものの、数は多くなかった。でも、当時「日本初」だった前輪独立懸架仕様もあり、低い全高と相まって峠攻めのパフォーマンス?はピカ一。
フルオートエアコン・角形ヘッドライト等も装備すれば、唯一の欠点であるタイヤハウスの存在を除き、今と比べても内装の質感の高さは抜群である。
今年でもう最後かもしれない、井川駅付近の桜を眺めて走る4/15(日)の同車。天寿を全うする前に、せめて「孫」にあたる次期モデルの姿くらいは拝ませてあげてみたいかと・・・。三菱ふそうさん、よろしくお願いします!(大澤)